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7    相談窓口設置者の方へ《弁護士相談》
 
 
1 対立当事者
通常,加害者の示談交渉は保険会社が代行し,訴訟は保険会社依頼の弁護士が代理します。
 
2 利益相反
そこで,保険会社の顧問をされている場合,相談にみえた交通事故の被害者等の話を聞いてみて,顧問先保険に加入している加害者と対立する被害者の相談と分かれば,直ちに相談が中止されます。他の弁護士に相談するように回答されます。利益相反の回避です。
 しかし,相談者は,挫折しかけた心情に鞭打って,あるいは,介護を中断して相談に来たのです。交通事故の被害者等の心情に配慮した相談窓口であったとはいえません。
 
3 立場の相違
相談にみえた被害者等の話を聞いてみて,顧問先または協力関係にある保険会社とは別会社に加入している加害者と対立する被害者の相談と分かれば,利益相反はないと考えられています。
 しかし,保険会社と顧問・協力関係にあって,訴訟等で日常的に減額の法的構成を主張をされている場合に,別事案の訴訟で,同一争点について,被害者のために増額の法的構成を全力で主張することができるでしょうか。矛盾はないでしょうか。信頼は確保できるでしょうか。疑問が生じます。
 
4 被害者等の心情への配慮
 弁護士には,依頼者の利益を最大限に確保する使命があります。交通事故の被害者等の心情に配慮した相談窓口においては,保険会社と利害関係のない立場の弁護士による相談担当が望ましいでしょう。
 
2003/09/30(一部改定)

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津法律事務所 弁護士喜多正達
TEL 0120-764-110

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