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14    交通被害家族の方へ《治療費の支払方法》
 
 
1 連絡の徹底 − 警察・病院・保険会社
交通事故にあったら,全て警察に届出てください。治療が必要なら,必ず病院に行ってください。警察への届出を省略するとか,その場での示談は被害者にとって利益にはなりません。同時に,自分の加入している任意保険会社の担当者に連絡しましょう。相手方には,任意保険加入の有無,任意保険会社名を聞き,相手から任意保険会社への連絡を徹底しましょう。病院で警察へ提出する「診断書」を書いてもらって,警察に提出して下さい。人身事故となります。
 
2 治療費の支払方法 − 任意一括・自賠責保険・健康保険
治療費の支払方法として,通常は,任意保険会社が,任意保険の一括払(自賠責保険と任意保険を一括で任意保険が支払うこと)の方法で病院に直接支払います。しかし,その際に,過失割合の問題が提示されることがあります。治療費支払いで難航したとき,治療費支払いのために,早々の示談合意が必要になったとは決して考えないでください。診察・治療費の支払方法と過失割合の問題は関係がありませんから,示談書に署名押印等は必要ありません。
  治療費支払には任意一括以外の方法があります。自賠責保険の被害者請求の方法の場合,自賠責は被害者の過失をほとんど問題としないで適用されます。自賠責の被害者請求から始めても過失割合を認めたことにはなりません。また,健康保険を使うことも過失割合を認めたことにはなりません。任意一括や無保険の場合,過失相殺の問題で治療費支払いが難航していることがあります。悩まないで,自賠責保険の被害者請求や健康保険等で診察・治療を受けましょう。
 
3 診察・治療 − 心労無用
民事交通賠償の過失相殺問題は個別的な事故態様の情報を多く必要とし,かつ専門的な判断が必要であって,簡単に結論がでる問題ではありません。
  治療費支払いには,任意一括支払・自賠責の被害者請求・健康保険等があり,いずれの方法を使用しても,過失割合の問題とは全く別の問題です。手続に悩まないで,医療機関で必要十分な診察・治療を受けることが重要です。
 
2003/10/25

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津法律事務所 弁護士喜多正達
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